ひきこもりになりたくない
- 盆出 夕子
- 2020年1月23日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年2月13日
都内の医大で
強迫性障害・パニック障害と診断
下痢が続き
食事がとれない
生理前の鬱状態
吐き気と心配が
なくならないという
学生さんの症例
自分の意見をしっかり持った
清楚なお嬢さん
詳しく身体を診ると
薬の副作用で
内臓が動いていない
抗うつ剤を処方され
テンションあがりすぎて
処置室へ強制入院
「あんな所もう2度とはいりたくない」
「自殺したいわけじゃないし」
と、
当時のエピソードを話す
「今の先生になってから
薬をすぐ増やす
深い話をしたいと思わない
心を開く気になれない
前の先生の方が良かった」
鋭い感性で見通している
今は
薬でからだが
おもうようにならない
一日中寝てる
好きな絵も描けない
このままでは
完全にひきこもりになる
薬をやめたい
元気になりたい
ということで
鍼灸治療を開始
1回目 下痢がへり
お腹すく感覚があり
すこし食べ美味しく感じた
2回目 下痢がかなり治まった
夕飯がすこしずつ摂れるようになる
3回目 吐き気がほぼなくなった
(母親に本人の体力の回復を待って減薬に向け
医者と相談するよう話す)
4回目 動悸と吐き気が突然するときの対処を
教わったとおりにやって消えた
卒業制作の絵が描けるようになる

5回目 母親が医者に減薬をきりだし
薬を減らしたと報告
離脱症状も起きず 学校に1日だけ行った
途中動悸と吐き気がしたが
薬なしでがんばれた
「一歩前進」と
笑みを浮かべるようになる
ここまで
鍼灸治療と
カウンセリングで対応
本人の「良くなりたい」という意識と
家族の理解があり
うまく導かれた
途中経過
鍼灸に対する先入観
世間のイメージはいろいろですが
最後は
自分の覚悟が
あるかどうかで
長い苦しみから
一歩抜けられる
わたしができることは
目の前にいる方を理解し
どん底での葛藤を
いっしょに乗り越え
真剣に生きる姿を
見守り支えること
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